ETA176

 ETA176は1952年に登場したバッテリー電車である。僅か8両のみが製作され、1983年には廃車になった。現在は1両のみがDBにより保存されている。ETA176は車体長は27m、出力400kWで、1回の充電で300kmを走行できた。

 なお、ETAは「Electric railcar with accumulator(蓄電池搭載の電車)」を意味しており、最初のETAはKPEV (Koeniglich preussische Eisenbahn-Verwaltung - Royal Prussian Railroad Administration)社により、 今世紀初頭に発表された。第2次大戦後、DBはETA150とETA176を製作し、前者は90年代に入るまで使用した。ETA176は優雅なスタイルをしており、リムブルク(Limburg)に留置されている姿は葉巻のように見え、Limburger Zigarren(リムブルクの葉巻)と呼ばれている。

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