| E18/19 |
E18 (55両)
![]() |
| E18形は1935年に登場、AEG社により53両が製作され、DRGに納入された。E18形は当初は旅客急行列車の牽引機として使用されたが、後には一般の旅客列車も牽引した。E18形の軸配置は1-Do-1、最高速度は150km/h(設計上は180km/h)、出力は3,040kWで、青みがかったメタリック色に塗装された。1937年には、パリで開催された展示会でグランプリに輝いた。 第2次大戦中には大きな被害を受け、敗戦時には可動状態のものが僅か24両、戦災車23両、既に戦災廃車のもの6両という状態であった。1945・1946年に2両廃車(E18 01 / 06)となったため、戦後引き継がれたのは45両で、これらのうち2両(E18 42 / 46)はÖBBに引き継がれて1118形、1018形となり、ドイツに残ったのは43両。このうちの34両がDBに、9両がDRに引き継がれた。 戦後の電化区間復旧が遅れたため、DRは可動状態であった5両全て(E18 24 / 28 / 34 / 44 / 48)を、1953年から1954年にかけてDBに売却し、さらに1954年にAEG社とクルップ社により製作された2両が新たにDBに納入されて、最終的にはDBは41両のE18を使用した。1968年には、DBのナンバー分類方式が変更されたため、E18形は118形と呼ばれるようになった。一方、DRも戦災を受けたうちの3両(E18 19 / 31 /40)を復旧させた。なお、E18 40はE18 43の番号を振り替えたもので、本来のE18 40は部品供給用か廃棄処分になった模様である。これら3両のE18は1970年には218型と改称され、1980年代まで使われた。 1984年、118形は定期運用から退いたが、幾つかの鉄道博物館に数両が保存されており、動態保存機については特別列車も牽引することがある。 |
E19 (01/02/11/12 : 4両)
![]() |
| DRGでは急行用電機としては、1927年よりE17形が活躍していたが、そのE17形の発展版がE18形とE19形である。E19のスタイルはE18形とほとんど同じであるが、パワーではE19形のほうが上である他、塗装も赤である。E19形の軸配置は1-Do-1、最高速度は180km/hである。出力は1号機と2号機が4,000kW、11号機と12号機が4,080kWである。E19形は1940年に就役、急行列車に活躍したが、後には一般の旅客列車や通勤列車にも用いられた。 E18形は試験走行で225km/hのドイツ鉄道記録をうちたてた。戦時中は最高速度は140km/hに抑えらたものの、4両とも生き残り,戦後はDBにより使用された。1968年には119型に改称され、1980年前後まで活躍した。現在も、2両のE19形が保存されている。 |
| Picture of E18/E19 |
| Back |